あきらが旅立ちました

 

4月24日

空がキレイな朝でした

 

 

 

トントントン

キッチンに響く 包丁の音をかき消すかのように 

 

 

 

かっかっかつ・・ 

 

あきらがプールの中をまわる音が聞こえます 

 

 

これが我が家のスタートです 

 

いつもと同じように男たちみんなで外へ出ました 

 

 

コデマリの下まであきらは歩いて行きました 

 

藤の花に集まるクマンバチを上手に避け 

 

ヨタヨタ歩きながらも行く場所はいつも同じでした。 

 

 

大きなコデマリの下 

ここがあきらのお気に入り場所でした 

 

 

 

 

 

夕方・・ あきらが急変しました 

 

 

 

突然プールで倒れ苦しそうに鳴き始めました 

手足がぴーんっと伸びたり・・ 

口元をかくような仕草をしたり・・・ 

 

 

いつもと何かが違う 

 

 

 

舌の色が悪くなっていました 

 

 

横になったあきらをずっと撫でていると 

突然オムツが真っ赤になりました 

 

 

血尿でした 

 

 

あぁ・・これはまずい 

 

 

病院に連れて行く車の中であきらの呼吸がどんどん乱れて行きました 

 

診察台に上がった時には 

 

もう意識はない 

 

と言われました 

体温もだいぶ下がっていました 

 

 

苦しい時間をさけてあげて欲しいこと 

延命は望んでいないこと 

痛みを取り除いてあげて欲しいこと 

 

 

お医者さんに全てを伝えました 

 

 

 

わたしは安楽死をいう選択をしました 

 

 

 

最後に家族の時間を過ごしました 

たくさんのありがとうを伝えました 

出会ってから今日までのこと 

あきらの存在がどんなに心強かったのかを・・ 

 

お散歩で見た桜の美しさや 

初めてヨーグルトを欲しいと鳴いたときの話 

ひとつひとつが思い出され涙が溢れてきました。 

 

 

もう苦しまなくていいから 

もう痛くないからね 

ありがとう。家族になってくれて。 

 

 

 

 

 

あきらに注射を打ってもらいました 

 

 

 

呼吸が止まったあきらはただ眠っているようでした 

 

大きなブランケットにあきらを包み車に乗せました 

 

 

 

家に着くと 

ママ流れ星!! ムスコが指差す空に白く輝く星がたくさん出ていました 

 

 

 

あきらが旅立つのにぴったりなほど美しい夜でした 

 

 

いつもと違うあきらの姿にりーくんがすぐに駆け寄って来ました 

 

何度もなんども鳴いて話しかけるりーくんに 

 

「もう、あきらは苦しくないんだよ」 っと伝えました

 

 

 最後の夜はあきらと一緒の部屋で寝ました 

 

 

 

家族みんなが集まって来ました 

ぶたくんは朝まであきらのそばにぴったりとくっついていました 

 

 

 

 

 

いつもと変わらない朝がやって来ました 

 

 

 

 

 

すっかり冷たくなったあきらを前に 

りーくんが動こうとしませんでした 

 

 

 

さぁ、出発の時間だよ 

 

 

あきらとさよならしてくるよ。 

 

 

 

玄関までりーくんたちが見送りに来ました 

 

あきらを抱きかかえ車に乗せました 

 

 

 

 

小さな小さな骨壷と共に帰宅すると 

今度はその骨壷のそばでりーくんとぶたくんがずっと寄り添っていました 

 

 

 

何も知らないクマンバチがぶーんと遊びに来ました 

 

コデマリの花が風で散っていきました 

 

 

トントントン 

 

キッチンに響く音をかき消す足音が聞こえる事はもうありませんでした。 

 

 

 

 

夜になり見上げた空に薄っぺらなお月様がにっこりと笑っていました 

 

 

 

あきら今めっちゃ走ってるよ!!

 ムスコが描いた遺影はピースして空を飛んでいるあきらがいました 

 

 

 

ありがとう。 出会ってくれて 

ありがとう 今日この日まで同じ時間を過ごしてくれて 

 

 

いつかまた会おう 

 

 

 

最高の家族でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もりあきら 16歳 永眠

 











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